Photos 内視鏡で見た消化管の内部

普段、なかなか見ることがないと思いますが、ここでは消化管内部の写真を掲載します。
実際に検査を受けるときは、目の前にあるモニターでもご覧になることがあると思いますが、今は技術も進歩して、とても鮮明な画像を見ることができます。また、最近は画像強調モードが搭載された内視鏡も登場、より観察しやすくなりました。

内視鏡で見た消化管の内部 ~ 上部消化管の場合 ~

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ピロリ菌未感染の健康な胃

右の方に多数見られる小さな発赤はRAC(ラック)と呼ばれています。
近づいてみると、規則的に配列されたヒトデ型の血管で、これはピロリ菌未感染の代表的な所見です。

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稜線状発赤(りょうせいんじょうほっせき)

発赤がタテに長く帯状になっているのがわかります。これはピロリ菌陰性の写真ですが、ピロリ菌陽性でも見られることがあります。

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びらん(1)

通常の白色光で見た写真です。
ところどころ、色が濃くなっているのがわかります。

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びらん(2)

③の所見を画像強調モードで見た写真です。
びらんの部分が、赤く強調されて観察しやすくなっているのがわかります。

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地図状発赤(ちずじょうほっせき)

これは、ピロリ菌を除菌後にしばしばみられる所見です。

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除菌後に炎症がなくなった胃の粘膜

除菌が成功した後、炎症がなくなったときの胃粘膜です。
画像強調モードで見た写真ですが、きれいな杏色として確認できます。

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胃がん(1)

写真のまん中、やや右側に、少しデコボコして色が変わっているところ、これが、がんです。

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胃がん(2)

⑦を画像強調モードに切り替えたときの画像です。
がんの部分でより赤味が強調されているのがわかります。

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胃がん(3)

同じ⑦で、青い色素を散布したときの画像です。病変が浮き出てはっきりと認識することができます。

(症例写真提供 ~ 順天堂大学 消化器内科 永原章仁先生)

内視鏡で見た消化管の内部  ~下部消化管の場合~

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健康な大腸粘膜

通常の白色光で見た写真です。ひだが連なって見えているのが特徴です。

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早期大腸癌(そうきだいちょうがん)

早期大腸癌です。小さい病変ですが、外科治療が必要とされることがあります。

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早期大腸癌(そうきだいちょうがん)(2)

画像強調モードで見た写真です。表層にある細かい血管が強調されて見えます。

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早期大腸癌(そうきだいちょうがん)(3)

これは、画像強調モード(拡大)で見た写真です。より詳細に細かな血管模様が観察されます。これらの所見から病気の性質を判定していきます。

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大腸ポリープ(1)

通常の白色光で見た写真です。まん中やや右に、血管が途切れているところにあるのが病変です。

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大腸ポリープ‘(2)

⑤を画像強調モードで見た写真です。病変の色が強調され、かつ正常の血管(紫色~赤色)が病変の辺縁で途切れているのもよくわかります。

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大腸ポリープ(3)

これも画像強調モードで見た写真です。⑥と同じように、病変は血管が途切れているところにあります。

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大腸ポリープ(4)

⑧の病変を拡大して、別のモードに切り替えてみた写真です。表面構造まではっきり観察することができます。

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進行大腸癌(しんこうだいちょうがん)

進行大腸がんです。このようになる前に何とかしたいものです。

(症例写真提供 ~ 国立がん研究センター内視鏡科 坂本琢先生)

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