大腸検査は「スコープとカプセル」

医療法人社団ひうらクリニック(兵庫県伊丹市)
理事長 日浦祐一郎

「すべては患者さんの笑顔のために」をモットーに兵庫県伊丹市で2012年に開業したひうらクリニックでは、スコープとカプセル内視鏡を併用して内視鏡検査の件数を年々増やしている。「大腸検査には抵抗がある」という人に受けてもらうために、日浦院長は「カプセル内視鏡を併用する価値がある」という。その背景や実情についてお話を伺った。

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■下部の内視鏡検査件数とその内訳について教えてください。

~ 当院が開業したのは2012年で、大腸内視鏡は開業当時から行っています。下部内視鏡の検査件数は2014年が508件、2015年は634件、2016年も700件程度になると思います。大腸カプセル内視鏡(以下カプセル)を導入したのは2014年6月で、これまでに約120件の検査を行ってきました。おしなべてみて、下部内視鏡検査の約1割をカプセルが占めています。最近は「血便が出たから」「親が大腸がんなので」という理由で受診する若い方も増えてきました。2年前に当院に来て受診して以来、1年に1回、毎年必ず受ける40代の女性もいますし、自覚症状があるからと検査したら潰瘍性大腸炎が見つかった、という20~30代の方もいました。

■カプセルを導入したのはどういうきっかけでしたか。

~ カプセルを導入した理由は2つ。ひとつはクリニックのPR、もうひとつは大腸内視鏡検査を嫌っている方に検査を受けていただきたいと思ってのことです。PR効果も考えました。当院のホームページではトップページの一番目立つところにカプセルのバナーを置いています。「大腸カメラをやっています」というだけでは他の病院と差別化できませんが、「カプセル内視鏡もやっています」となると、まだ採用している施設が少ないので差別化できると考えました。実際、マスコミの取材もありましたし、このホームページを見て、車や電車で1時間半くらいかけてお越しになった方もいました。

■下部の内視鏡検査の件数が増えている理由はとこにあると感じていますか。

~ カプセルを採用していることによるイメージアップと実際に受診された方の口コミによるものが大きいと思います。来院した患者さんには、大腸内視鏡とカプセル両方の検査のメリットとデメリットについて丁寧に説明していきます。カプセルのメリットは、①精神的負担が少ない②痛みが少ない③症状によっては保険が適用される、デメリットは①病変の切除や組織採取が不可②下剤の量が多い③検査時間が長い 等があげられます。患者さんには公平な説明を心がけています。最終的に選ぶのは患者さんですから。「カプセル内視鏡を受けたい」と言っていた方の中にも、説明を聞いてCFに切り替える方もいますが、それでいいと思っています。当院にとっては大腸検査を受けてくださる大切な患者さんですから。どちらの検査を受けるにせよ、納得して受けていただくこと、痛い思いをしないで帰っていただくこと、この2つを大切にしています。

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