【編集室の内視鏡コラム】 内視鏡との付き合い方

内視鏡検査は何年に一度受ければいいのか‥
内視鏡に関する仕事をしているとよく話題になります。
自分もその答えを知りたいと思っているひとりなんですが、
残念ながら「○年に一度でいい」という明確な指針はなく、
一概には言い切れないものだと感じています。

ひとつ、言えることは
個人差があるので、人によって異なるということ、
そしてもうひとつは、一度受ければいいというものではない、ということ。
年齢の上限については、いま、国の検討会でも議論されているところですが、
少なくとも後期高齢者(75歳以上)に入る以前の方は受け続けるものだと考えた方がいいと思います。

個人差は、その人それぞれの「リスクの高さ」と言えます。
もっともわかりやすいのがピロリ菌の感染の有無。
除菌の有無によっても変わってきますし、
その人の胃の粘膜の状況によっても変わってくるようですので、
一度、内視鏡で胃の粘膜を診てもらって、
お医者さんの指示に従って様子を見ていくのが望ましいと思います。

内視鏡で見た粘膜はこんな感じです。
https://endoscopy.jmnn.jp/photos/
見慣れていないと、違和感を感じる方もいらっしゃるでしょうけど、
ずっと付き合うことを考えると、
こういう画像にも慣れておく方がいいと思います。
最近の内視鏡はとてもきれいな画質なので、よく見えます。
経鼻内視鏡の場合、会話ができますから、画面を見ていて気になったところがあれば
その場でお医者さんに聞いてみてもいいと思います。

あと、どうして受け続けなければいけないのか、という点ですが、
簡単に言うと「リスクがゼロになることはないから」という話に尽きると思います。
ピロリ菌を除菌しても、
また、ピロリ菌に感染していなくても、
胃がんになることはあります。リスクは下がりますが、ゼロにはなりません。
なので、受け続けた方がいいということになります。
私も、そこは割り切ってます(苦笑)。

そして最後にもうひとつ、
定期的に受けておくと、もしがんになったとしても
小さい状態で見つけることができるので、内視鏡で切除することができます。
お腹を切って‥とか、胃や腸を切除して‥という話になると
入院期間も長くなりますし、精神的なストレスも大きくなります。
ましてやその後の日常生活にも影響があるでしょうから、
小さい状態のときに見つけておく方が得策、という話になります。
このあたりは、ぜひこのページを参考にしてください。
https://endoscopy.jmnn.jp/message/doctor02/

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